皮膚の問題の1つに、急に引き起こされる「アレルギー性接触皮膚炎」があります。これは金属製のアクセサリーや、化粧品、化学繊維を用いた洋服などに触れることによって湿疹や赤い腫れが生じることをいいます。この症状がやっかいなのは、最初は平気だったのに、何度も原因となるものに触れているうちに症状が出てしまうようになることが多いことです。そのために、原因となる物質が何であるのかを特定しにくく、繰り返しアレルギーを引き起こしてしまうこともあります。
一般的には、化粧品の香料、アクセサリーや腕時計などの金属、衣類や寝具、花や観葉植物の花粉、食品など、日常生活で触れるものがかぶれなどの原因となり得ます。トラブルを避けるためには、原因となる物質を突き止めてとにかく肌から遠ざけるようにすることが一番です。こうした状態に陥ったならば、早急に皮膚科を受診するようにしてください。パッチテストを受けて原因を突き止めるのが必要です。